どっちもいい 再考

XE-1 COSINA Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II

 

昨日、カラー写真もいいし、モノクロ写真もいいという記事を書いた。
 
 
写真史に関する書物を読んだ際に感じたこと。
70年代、カラーフイルムは表現性の面において、まだまだモノクローム・フィルムに劣るとされていた時代、カラーを積極的に使ってアート写真に取り組んだ作家がいた。
アメリカで起こったこの動きは、「ニューカラー」と呼ばれているが、
当時、新しい表現に挑んだ彼らは、多くの批判を受けて何を思ったのだろう。
 
 
一方、機材についての定説
単焦点レンズはズームレンズよりも性能がいい」
「ズームだと単焦点で対処できない場面がある」
「ズームの便利さは画質を上回ることがある」
「動体に対してEVFではファインダーで追いきれないのでOVF搭載機を使うのが常識」
 
 
価値は、計り方でちがってくる
 
 
カラーとモノクロだとか、単焦点とズームだとか、フイルムとデジタルだとか、
どちらがよいかみたいな発想が、やたらに目立つし、
それは「虎と龍」「リュウとケン」みたいで、
画ヅラがいいかもしれないけど、
「あっちを否定して」ここから発展するなんてありえない